動画編集アプリの選び方は? 使い方や注目のアプリを紹介

2025年06月06日

動画編集アプリはどう選ぶ? Android スマホ一つで動画編集を始めてみよう

スマホの性能が上がり、撮影から編集までをスマホのみで行うケースも増えてきました。しかし、動画編集アプリは種類が多いため、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。本記事では、動画編集アプリの特徴や選び方を解説します。

動画編集アプリでできること

動画編集アプリを使えば、スマホで撮影した動画や写真に、音楽や字幕(テロップ)、エフェクトなどを加えて、オリジナルの動画を作成できます。アプリによっては、色合いの調整に加えて、動画の不要な部分をカットしてつなぎ合わせたり、再生速度を調整してスローモーションにしたりと、動画の雰囲気を自分好みに仕上げることができます。

さらに、編集した動画をそのまま SNS に投稿できるアプリもあります。たとえば YouTube に最適な縦横比に合わせて動画を編集できるアプリを使えば、撮影から編集、投稿までをスマホ一つでスムーズに行えます。

カフェや移動中の電車内など、少しの空き時間を使って編集作業を進められるのもスマホアプリならではの魅力です。外出先で下書きを作成し、帰宅後に仕上げを行うといった使い方もできるでしょう。

動画編集アプリを使う様子

動画編集アプリの選び方

動画編集アプリには多くの種類がありますが、自分に合うアプリを選ぶことで、より効率よく動画編集を行えます。ここでは、最適なアプリを見つけるためのポイントを 4 つ紹介します。

動画編集アプリを使う様子

編集機能の豊富さ

搭載されている機能や素材の豊富さも、動画アプリを選ぶときのポイントです。たとえば、字幕や BGM を簡単に追加できる機能や、アプリ内に用意されたイラストやテンプレートなどの素材を使って装飾できる機能があると、動画の雰囲気を手軽に変えることができます。

UI の使いやすさ

自分にとって使いやすい UI(ユーザー インターフェース)かどうかも重要です。設定がシンプルで、初心者でも直感的に操作できるアプリであれば、動画編集のハードルが下がります。まずは気になった動画編集アプリをインストールして、操作のしやすさを確かめてみるのもよいでしょう。

SNS との連携のしやすさ

SNS にアップする動画を作成したい場合は、SNS との連携機能が充実しているアプリを選ぶと便利です。それぞれの SNS が推奨している最適な画像サイズに対応しているものが多く、一部のアプリでは、編集し終えた動画を直接 SNS に投稿できます。編集から投稿までがスムーズになり、手軽に動画を共有できます。

有料か無料か

動画編集アプリには、有料と無料のものがあります。無料アプリは手軽に始められる一方で、機能が制限されていたり、編集した動画にウォーターマーク(動画アプリのロゴ)が付いたりする場合があります。

一方、有料の動画編集アプリは、動画に音声や特殊効果を加えて魅力を引き出す、より多彩なエフェクト機能を利用でき、ウォーターマークの削除も可能です。有料版には「アプリ自体を購入する方式」と「サブスクリプション プランを購入する方式」があるため、予算や利用頻度に応じて選ぶとよいでしょう。

動画編集に役立つアプリを紹介

Google フォトでも、基本的な動画編集はできますが、専用のアプリを使うことで、より高度な編集が可能です。動画編集アプリには、トリミングやフィルター加工などのシンプルな編集から、動画の合成といった高度な編集機能を持つものもあります。ここからは、動画編集に役立つアプリ 5 つを、比較的、簡単に操作できるものから順番に紹介します。

編集用の動画を撮影する人

EPIK エピック - AI写真&動画編集

EPIK エピック - AI写真&動画編集のロゴ

EPIK エピック - AI写真&動画編集※1 は、AI 技術を利用した写真、動画編集アプリです。トリミングやフィルター加工などの基本的な動画編集機能に加え、補正機能も充実しており、動画内の顔(小顔、スリム、長さなど)や体型(脚長、脚痩せ、ウエストなど)、肌の調整なども可能です。見栄えの良い動画を作成したい人に向いているでしょう。

EPIK エピック - AI 写真&動画編集で動画内の輪郭を調整している画面

なお、有料プランに加入すると、自動で顔にモザイクをかけられる機能などを使用できます。

※このアプリは Google Play ベスト オブ 2022 部門賞からピックアップしています。

Picsart (ピクスアート) 写真加工&動画編集

Picsart (ピクスアート) 写真加工&動画編集のロゴ

Picsart (ピクスアート) 写真加工&動画編集アプリ※1 は、写真と動画を手軽に加工・装飾できる多機能アプリです。BGM やイラスト(ステッカー)を用意された素材の中から追加でき、背景も手軽に変更可能です。

Picsart AI 写真&動画編集で背景を変更する画面

編集し終えた動画はスマホ内に保存できるだけでなく、YouTube にもショート動画としてシームレスに投稿できます。また、アプリ内のコミュニティ「スペース」に参加すれば、ご自身の作品を投稿したり、他のユーザーの作例を見たりすることもできます。

なお、クラウド ストレージや限定のフォントなどを使用できる「Plus」プランと、Plus プランの機能に加えて AI 背景リムーバーなどの機能を使える「Pro」プランがあります。

※このアプリは Google Play エディターのおすすめからピックアップしています。

InShot - 動画編集&動画作成&動画加工

InShot - 動画編集&動画作成&動画加工※1 は、クロマキー(被写体を切り抜き、背景を削除して別の素材と合成する機能)や PIP(動画のうえに動画や写真を重ねて同時に表示できる機能)、動画にメリハリをつけるために再生速度の変更など高度な編集が、シンプルなデザイン設計により直観的に操作できるアプリです。

AI 効果を利用して、踊っている人物の動きに合わせて輪郭にラインを表示したり、動きに合わせてアニメーションを加えたりするなど、印象的な演出も手軽に行えます。

InShot - 動画編集&動画作成&動画加工で動いている人物の輪郭にラインを付ける画面

アプリ内の Q&A では、各種機能の使い方を見ることができます。一部の機能は、アプリ内の動画や YouTube でわかりやすく解説しているため、動画編集に慣れていない初心者の方でもアプリを使いこなすことができるでしょう。なお有料プランでは、広告やウォーターマークが表示されないほか、すべての素材や機能を使えるようになります。

※このアプリは Google Play エディターのおすすめからピックアップしています。

PowerDirector – 動画編集&動画作成&動画加工

PowerDirector – 動画編集&動画作成&動画加工のロゴ

PowerDirector – 動画編集&動画作成&動画加工※1 は基本的な動画編集機能に加えて、AI による編集機能も使えるアプリです。無料プランでも、2 つの動画を合成できるブレンドモードや、音声をよりクリアにしてくれるノイズ除去機能などを使用可能です。

PowerDirector – 動画編集&動画作成&動画加工の編集画面

有料プランでは、高解像度の Ultra HD(2K / 4K)での書き出しや 日本語や英語、中国語などにも対応したテキスト読み上げ機能、スタジオで録音したような音声に編集できるスピーチ強調機能などを使用できます。

アプリの使い方を説明するチュートリアル動画も視聴できるため、初めて動画アプリを使う方も迷わず操作できるでしょう。

※このアプリは Google Play エディターのおすすめからピックアップしています。

KineMaster - 動画編集&動画作成&動画加工

KineMaster - 動画編集&動画作成&動画加工のロゴ

KineMaster - 動画編集&動画作成&動画加工※1 は、動画編集に特化したアプリです。基本的な編集機能に加え、オープニングなどに使える動画素材やトランジション(カットとカットの間をつなぐためのエフェクト)など、作りたい動画のイメージに合う素材(アセット)を無料で利用できます。

スライドや回転、ズームなどの動画の効果に加えて、フォント、音楽、背景など動画の素材も豊富に用意されており、AI 機能を使って、自動で字幕を作成することも可能です。有料プランにすることでより多くの素材を使用でき、ウォーターマークを外すこともできます。

KineMaster - 動画編集&動画作成&動画加工でトランジション エフェクトを設定する画面

※このアプリは Google Play エディターのおすすめからピックアップしています。

動画編集アプリで素敵な動画を作ろう

スマホで動画編集アプリを使えば、動画の撮影から編集、SNS や YouTube などへのアップロードまでをスムーズに行えます。自分に合う動画編集アプリを選び、エフェクトやテンプレートを活用することで、初心者でも手軽に編集できるでしょう。アプリによっては動画の合成など高度な編集機能を備えたものもあるので、上級者にとっても本格的な動画編集が可能です。

本記事で紹介したアプリ以外にも、Google Play ストアには多くの動画編集アプリが公開されています。自分にぴったりのアプリを見つけて、スマホで動画編集をしてみてはいかがでしょうか。

※1 サードパーティのデベロッパーによって作成されたアプリのサポートや動作については、そのデベロッパーが責任を負います。
※本記事で紹介した内容は、Android のバージョンや機種によって異なる場合があります。
※本記事で紹介した内容は、執筆時(2025 年 3 月)のものです。

水色の Google Pixel 8 Pro で自撮り写真を撮っている人たち。

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